怖い箱

 職場も怖いけれども、通勤の行き帰りの電車も怖い。
 咳込むヒト、鼻をすするヒト…達と共に閉じ込められている。
 その箱の中で自分が怖がらせるほうだったこともあるのでお互い様ではあろうけれども、片道1時間弱・所定で8時間、いずれも怖い。この冬は既に1度酷い風邪をひいているので、滅多なことではうつされても発症しないとは思うのだが怖い。
 自分も苦しいし・他人を怖がらせることにもなると分かっていながら・敢えて出て来ると言う決断をせざるを得ないスパイラルに嵌まる安穏感が、どちらかと言えば普通のことに見えるのが怖い。
 そう見えるように(誰かに)感じさせられているのだとしたら、それも怖い。この記事を書かされているのも怖い。突き詰めて考えると多分、この記事を書いていることが怖い。この記事が怖い。
 こんな記事を書いて心が病んでいるのではないかと(これを読んだ誰かに)思われるのが怖い。そう思われることがきっかけになって、実際に心が病んで行く場合もあるので怖い。次は熱いお茶が怖い。
 この記事を書いていて・途中からおかしな方向になってしまったが、それがウケ狙いだと見抜かれるのが怖い。この記事の纏め方・オチのつけ方が分からなくなって来て怖い。間違って中途半端なところで手が滑って送信ボタンを押してしまうのがk…で止めて送信ボタンを押しても、キチョーがかな入力派と知っているヒトが見たら「わざと」だとばれてしまうのは、それはそれで良いかとおもったが、投稿時刻が9:00を跨いでしまったら業務時間内にブログを更新したカドを咎め立てされると怖いので、帰りの電車の中から送信することにした。