簡単には使えないEye-Fi Share

 はてなの企画には応募せず、結局買ってみた無線LAN内蔵SDメモリ。
 ライトプロテクトスイッチがないことに、まず驚く。
 説明書の類も簡単過ぎて驚く、どんな仕組みで使えるものなのかサッパリ分からない。パッケージの表面には802.11xの文字さえない。店頭で手に取った場合は怪しくて買えない品だ。
 最小限の取説から、兎も角PCに刺してautorunさせろと言う趣旨を読み取る。
 Eye-Fi ManagerなるWindows上のソフトでカード内の無線LANコンピュータをセットアップするようだが、カード内の無線LANコンピュータのMACアドレスが分からないため自宅のアクセスポイントに参加させられないではないか!
 …あった。何の説明もないけれど、下の写真の場所に表示されるようだ。*1

感想など

 最初にアカウント作成を求められる。これはEye-Fi Shareカードのインターネット上のサーバーのアカウントのようだ。管理画面(http://manager.eye.fi/)にログインするのにこのときのアカウント情報を求められるが、Eye-Fi Shareカードの中にも記録されているかも知れない。
 次にEye-Fi Shareカードが使用する無線LANの設定を求められる。使えそうな無線LANアクセスポイントを勝手に探し出して表示するようだが、自宅のアクセスポイントは表示されなかった。「その他の無線LAN…」を選んでESSIDなどを手打ちする。WEPキーを設定するひつようがあるのだが、「パスワード」と言う欄に26桁の16進数を区切り文字なしで入力する。とっつき易くするためだろうけれど、「パスワード」と言う欄の名前はどうか?
 更にはてなフォトライフ*2のアカウント情報を求められた。こっちはEye-Fi Shareカード内ではなくて、インターネット上のサーバーに記憶されるものと思われる。
 最後にローカルコンピュータでのファイルの保存先を問われ、試しにカメラで撮影して見ろと言われる。DSiで試したけれど、もたもたしているとセットアップ画面でエラー表示になる。せっかちなユーザーは1分以内に写真を撮ると思っているらしい。
 写真共有サービスやローカルコンピュータのフォルダへのファイル保存は、Eye-Fi Shareカードが直接クライアントになる訳ではないようだ。Eye-Fi Shareカード自身は、最初に作成を求められたアカウントを使って専用サーバーにアップロードする能力だけしか持たないようだ。(写真を書き込みされたとき? 特定の拡張子のファイルを書き込みされたとき? この辺りが分からないのが気持ち悪い)
 インターネット上のサーバーが、各種の写真共有サービスやそれぞれのユーザーのローカルコンピュータへファイル送信するようだ。ユーザーのローカルコンピュータでは、セットアップに使ったEye-Fi Managerを常駐させて受信待機している必要がある。
 Kityo's fotolifeに勝手にフォルダが1つ追加されたけれど、その名前のフォルダが既にあった場合はどうなったのだろうか?(追加されたフォルダはプライベート設定になっており、ここがEye-Fi Shareカードからのアップロード先になるようだ)

*1:写真はセットアップ完了後に撮影、MACアドレス値は念のため加工した

*2:別な写真共有サービスも選択可