箱根行き前後で京ぽんりなざう間開通

 と箱根*1に行って来た…のは大分前のことだ。
 下記の流れで連載していた京ぽんりなざう間の接続の件であるが、ウルトラマンPCよりは軽くてりなざうよりは重いものを見かけてしまった関係から、その詳細を「後回し」としていた。*2

 以下は、開通までの記憶を手繰ったものである。

ソフトのインストール

 Tips/Bluetooth with Zaurus SL-C860での「必ずこの順番でインストールすること。」との指示に従って、下記をこの順でインストールする。

  1. bluez-zaurus_2.12-2.4.20-alpha4_arm.ipk
  2. bluepin_0.0.1-1_arm.ipk(これは最終的にはアンインストールした)
  3. sudo_0.1_arm.ipk
  4. susp-resume_0.9-3.1.ipk
  5. susp-resume-bluez_0.9.1_arm.ipk
  6. btdun-plugin_0.4_arm.ipk(これは最終的には0.5に変更した)

 あと、special kernelなるものと「kernel-modules」「mppe-modules」なるものとをインストールした。ネットワーク設定アプレットなるものは、必要そうには思えなかったのでインストールしなかった。

いざダイアルアップ(ここまで、旅行前夜)

 スペシャカーネルをインストールしたら、起動画面がlinuxらしくなった。代わりにZaurusらしくなくなった。
 果たして…ダイアルアップを試したところ、ちゃんと京ぽんダイアルを開始するところまで行った。bluez-zaurus_2.12-2.4.20-alpha4_arm.ipkのご利益であろう。
 …が、まともにプロバイダに繋がらないうちに電話が切れてしまう。
 翌日の旅行も控えているので、気持ち悪いながらもそのままな状態でりなざうを旅行の荷物の1つにする。
 もちろん京ぽんも旅行の荷物の1つだ。

記憶は曖昧

 旅行の第1夜又は第2夜に、最終的に「開通」した。
 決め手がダイアルアップ先の電話番号だったことは、あまり詳しく書きたくない漢じである。
 同行した妻に「どうして繋がったの?」と訊かれたときは、取り敢えず素直に教えたが。
 PIAFSの電話番号って「#」の以降を省略したら、そのとき可能でリーズナブルな通信速度で繋がるものではなかったっけ!?
 兎も角、32K通信だか64K通信だかを指定する「#」以降を追加したら、あっさり開通した。(現地「ご」では64K通信は不安定で、すぐ切れた)

そしてパケット通信へ、データ定額へ

 パケット通信の電話番号に変更したのは、旅行から帰って間もなくだったと思う。
 リアルインターネットプラスにするかデータ定額にするか散々検討して、データ定額とした。多分これまでの傾向から言っても全然ダイアルアップしない月も少なくなくて、そう言った月に安上がりに済む。
 その後の幸せな状況については、幸せの代償などの記事の通り。

結論

 実はDoCoMoPHSよりもずっと良い。

  • パケット通信だと切れない。PIAFSはやっぱり高速移動中(電車など)では弱かったが、パケット通信だと接続自体は切れずに済む
  • パケット通信だと速い。実効的な転送速度が速いことが体感される。PIAFSだと結果としてhttpレベルでのタイムアウトまで待たねばならぬ遅い状況が発生していたが、パケット通信ではパケットレベルでのACK/NAK制御が行なわれており、小まめに自動的に再送してくれる結果として、非常に早くページが表示される
  • 特にりなざう側に於いて、P-inComp@ctとの比較で電池の保ちが良い(電波の強さの問題?)

*1:マニアックな言い方では「ご」

*2:http://d.hatena.ne.jp/Kityo/20060517/1147803595