続編を作りづらそうなお話だ

 スター・トレックの映画を観てきた。
 スター・トレックの映画は、毎回それほど面白くもないのだが、今回は普通に面白かった。
 迫力があって普通の特撮映画として面白かった訳だが、スター・トレックとして面白かったかと言うと微妙。
 だがスター・トレックとして面白いお話は明らかに映画向きではないと思うので、映画としては正しいと思う。
 転送装置が使えないとか通信が出来ないと言う状況は(それが今回の映画で多用されたシチュエーションだが)、スター・トレックのお話の作り方としては手を抜いた設定と思う。今回の映画ではそう言った状況設定で以って迫力のあるシーンがたくさん挿入されていた。
 濃いファンとして楽しめるセリフも沢山あった(カトウの「フェンシング」など)が、複雑な状況での異星人との心理戦などと言ったスター・トレックらしい見所は少なかった。
 気になったのは、バルカン人の挨拶。正確に言うと映画館を去った後ヨドバシカメラでスポック(24世紀から来たほう)のフィギュアを見て気がついたのだが、右手で挨拶をしていた。フィギュアを見てから反芻しても、映像作品の中でも右手だった気がする。
 ちょっと自信がなくなって来たところを、敢えて調べずにブログに書いているけれど、誰か有識者のヒトがこの記事を読んだらコメントして欲しい。バルカンの挨拶は「左手」だよね?
 ↑が思い違いでないとすれば、24世紀から来たスポックも含めて正史のお話とは別の「パラレルワールドの話ですよ」と言う作成側からのメッセージなのだろう。*1

*1:この記事は、書いている間に日付が変わった