「質の悪いサーチ結果」が出るのは、回答者の資質と能力とに負うところが大きいと思う。
だが「質のいいサーチ結果」を出すのは、回答者の資質や能力よりも質問者のそれに負うところが大きいと確信する。
人力検索とは言え結局は機械システムのサーチエンジンと同様、適切な質問文(又はサーチワードや条件式)を入力したほうが良い結果が出るのは当然だと思う。
この辺はプロジェクトの成否が受注側の能力よりも発注側の能力で決まるのと同じだと思う。(質問して良回答を得ることは、まぁ明確なゴールのあるプロジェクトと言える。それなりに期限や予算の制約もあるだろうしね)
キチョーがほんの少しばかり相場より高めのポイントを支払ったのは、適切な方法で質問して・質問者としてやるべき*1ことをしっかりやって・その結果として有意義な回答を頂けたので、はてなでの相場のことも考えつつ・自分の身の丈の範囲で・感謝の気持ちと助かった度合いに見合う数字を決めたまでのことである。
現状のはてなに於ける質問者(の平均的レベル)の抱える苦しみ*2は、安い相場で質問するから質問の仕方が雑になって・質問の仕方が雑だから「質のいいサーチ結果」を得にくい…と言う悪循環のような気がする。
当初のキチョーの「はてなは1コインでページを探してもらえる人力検索サイトです」に対する印象は“500円〜”で探して貰うかとのものだった。
しかしどうも実態は“100円〜”で、下手をするとそこからなるべく安く上げようとしている質問者も非常に多い。
もうちょっと予算をかける(ポイントを多く支払う)前提で質問を始めれば、自ずと真剣に質問するようにもなるし、結果的に良回答(又は有意義な結果)を得やすいと思うのだが。
現状のはてなに於ける平均的な質問者の苦しみは、「安物買いの銭失い」と一言で言える。