プリキュアのヒロインたちは映画シリーズでは「歳をとらない」設定のようだけれど、その設定が良いか逆の設定が良いか…と言うお題。
②映画シリーズで、プリキュアたちが「歳をとらないほうが良い理由」を探して下さい
もし彼女たちが歳をとるとすれば、映画の度に相当量の設定資料を作る必要があるだろう。キャラクタを1歳分成長させた設定を10数人分*1も練るのは、恐らく大変な工数だろう。
歳をとらなかったら映画用に設定資料を書かなくて良いかといえば、そんなことはないだろうけれど、歳をとらない世界観にしておけばその分の工数を別なところに使える。シナリオや絵を美しくすることに工数を割いたほうが、単品の映画としては面白くなるとキチョーは見積もる。
③映画シリーズで、プリキュアたちが「歳をとったほうが良い理由」を探して下さい
設定資料を書くのは大変だが、歳をとらない世界観だとすると顔立ちや衣装(私服、変身後)を変更する機会を失う。
10年程度では、ほのかやなぎさの顔立ちが「昔の女の子の顔」に見えてしまうことはないかも知れないが、毎年成長させておく分には違和感はない筈。
顔は兎も角、衣装については「年齢に応じた衣装に変えました」と言う実績を重ねて毎年少しずつ変更しておかないと、あっと言う間に古臭くなる可能性がある。(プリキュアの歴史がもう4〜5年早く始まっていたら、キュア・マジョポンのソックスには修正が必要だったろう)
④プリキュアたちに歳をとって欲しいかどうか、あなたの結論をお聞かせ下さい
顔立ちや衣装のことも心配ではあるが、それ以上にドラマを膨らませるためにも、歳をとって欲しい。
現時点のプリキュアたち17人の中でも、先輩・後輩の関係がうっすらと描かれているけれど、やっぱり年齢ではっきりと上下があったほうが先輩らしいことも言い易いだろうし、後輩らしく甘えたり頼ったりするのも気安いと思う。
50人の中学生の集団では強大な敵に立ち向かうのは統率の点で難しいような気がするが、20歳過ぎのほのかなら残り49人を引っ張っていけそうだ。
個人的な好みとしては、彼女たちの成長する姿も見たいし、長期的には結婚しただのしないだのの話も作中で言及して欲しい。
ファンとしてはシリーズが20年でも30年でも続くことを信じているので、長期的に・最終的に面白くなる展開を期待する訳だ。作るほうの都合としては、目の前の1作々々に重きを置くざるを得ないのは分かるし・それも正しいのだが。
*1:毎年3〜6人前後増える可能性あり