DEATH NOTE

 デスノート・ハウトゥリード*1を読破…したのは暫く前だが、すぐに書いとけば良かったなぁと思う率直な感想が1つ。
 最終話の1つ前でリュークに名前を書かれてしまった月(ライト)だが、あの時点からでも助かる目はあったのだと、ノートのルールを纏めて読んでいて気がついた。「何とかしろ 何か手はあるんだろリューク!!」「一度デスノートに名前を書かれた者の死はどんな事をしても取り消せない お前が一番よく知っているはずだ」「そうだリューク 僕の名前の後に老衰と書き足してくれ」とか。
 老衰が病気かどうかは微妙ではあるが、案外効くのではないかと思う。
 病死で死の時間を指定しない場合は23日ルールの例外になって、「その病気で死ぬのに適した時に死ぬ」とハウトゥリードの149ページにある。*2
 まぁあの時点でリュークは月(ライト)に身体を触らせる気もナッシングだった様子だし、書き足させるのも容易ではなかったろうけれど。
 デスノートに名前を書かれようと書かれまいと、人間はいつか必ず死ぬ…と言う訳だ。

夜神月の失策

 上記までが概ね昨日(11/4)の朝までの感想。
 映像作品の『後編』のほうを11/4(土)に観て、Lの最後の策は少々納得が行かないと言う感想を持った。
 が、映画の出来はとても良かったと思う。妻は2回は観ないと言っていたが、もう1度くらいは劇場で見ても良いかも…と考えている。*3
 Lの最後の策の修正案とか、お話のもう一捻りとか、そんなのを書き出すとキリがなさそうだし書かない。
 映像作品を観たことで更に深まった本のほうの感想を記す。映画にせよ原作漫画にせよ、下記の点は月(ライト)の失策だったのではないかと思う。

  • ノートに「夜神月 老衰」と書かなかったこと
    • 自分で自分の名前を書いても有効かどうかを検証する方法はあった筈
    • 老衰が病気かどうかは微妙だが、何か他の言い回しもあった筈
    • これを書いてしまえば、作品世界では殆ど無敵。もしや、その後に目の取引をしてさえ…?
  • 最期にリュークにすがったとき、頼み方を間違えている
    • 映像作品では「もっと面白いものを見せてやる」とか言った
    • 原作漫画では(口調としては)高い位置から命令調だった
    • 正解は「とびきり旨いりんごを食べさせるから─」(爆)

*1:

DEATH NOTE (13) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE (13) (ジャンプ・コミックス)

*2:他に「DEATH NOTE (5) (ジャンプ・コミックス)」の132ページ、また同書に収録の「page.39離別」に於いて“うむ「病死」も病名で時間指定しなければ「いつかはその病気で死ぬ」でいいだろ”のヨツバ若手幹部発言など

*3:妻は『前編』のほうは実際に2回観た