小説版NewStage

 足かけ2日で読了。前作のノベライズは読んでも映画のあらすじを詳しく聞かされた程度で「ふーん」で終わる感じだったが、この小説版は仲々よかった。
 小説版での作者が前作から変更になっているが、読了後の感触の優劣の理由をそこに紐づけようとしたら、DX3のノベライズ(前作)を手掛けた作者さんには災難だろう。
 もともと本作の原作者らが表現したかった内容は、台詞による直接的な説明よりもむしろ視覚効果と音響(映像と音楽)とで伝わるように描かれていたが、小説版では主人公の心情を直接的な文章表現で描写してあるトコロがアツい。
 読んでいて、ところどころ目が潤んだ。姪(映画を劇場で2回観ている)もこれを買って読んだと聞いているが、映画は映画・小説は小説で満足出来たのではないかと思って(今目の前にいるので)訊いてみたら「全然読んでない」との返答だった。
 姪の感想は兔も角、キチョーとしては何度も読める内容に思うので、お皿が届いたら交互に繰返し楽しみたい。

(※2012.05/20に改稿済み)