とても面白かったよ、うん。(isbn:4087804399)

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

 原作の世界をちゃんと使ったお話だったし、昔ながらの洋モノの推理小説のフォーマットをきっちり守っていて雰囲気満点だったし。
 原作を凌ぐ面白さでは(キチョーにとっては)なかったけれど、どんでん返しも秀逸で値段分は充分に楽しめたと思う。
 キチョーの好みでは、どんでん返しに更にもう一捻り欲しかったけれど。
 こう書くと本当は不満だったみたいに読めるかも知れないけれど、不満に感ずる点があるとの意見を表明することは「大筋では好き」の裏返しの場合が多い。
 このお話は、大筋では好き・読んで満足、と思っている。
 推理小説のフォーマットになったものを読むのは、10年以上ぶりかも知れない。
 これを読んで、鷹山*1が如何に読み応えのないものだったかをふと再認識する。
 活字の数だけでは、小説のようなものの読み応えを決めるファクターには殆どならないのだなぁ…と思った。