思わず「もう1セット」

 一昨日のことであるが、会社の研修の後に懇親会を早めに抜けて映画館へ行く。
 映画の前売り鑑賞券を発売開始当日に買いに行かないと気が済まないのは、どれだけ…なのだろう? 研修で同席した同僚にも話したが、如何な特典つきでも・映画の前売り鑑賞券が売り切れたと言う話は殆ど聞いたことがない。特典の品物を後で渡すタイプであれば尚更、売り切れたりはしづらい筈だ。

でも買いに行ったけれどもね

 新高島のほうが自宅から近くて良いかと思って、まずそっちへ行ったが「当館では取り扱っていません」と言われた。雨は降っていたが、電車代をケチって徒歩で前回「10/9からです」と教わった劇場へ移動。新高島⇒桜木町なら歩けなくはない。

特典の引き換え券はエンボスつき

 プリキュアの前売り券を下さい…と言うと迷いなくこころの花バック付き前売り券のバックを選ぶように言われたので「大人3枚綴りのほう」と伝えると、それは出て来た。
 特典の人形は公開日から1ヶ月以内に買ったこの劇場で交換…云々の説明をされたが、ソ・ン・ナ・コ・ト・ヨ・リ・3枚綴り券の神々しい絵柄に釘付けである。

  • 第1に考えたのは「もう1セット下さい」コールである
  • いや待て、映画を見るとき用と一生飾っておく用か?*1
  • いやいや、劇場グッズでこれと同様なデザインの下敷きなりポスターなり売っていたら、それを買って飾っとくのが正解だろう
  • 待て待て、映画が終わった頃に未使用の大人3枚綴り券がヤフオクで出回ったら、それを落札すれば…*2
  • 兎も角中身をよく確かめてから…。綺麗に剥がれて、下に同じ絵が書いてあるかも知れないし??

 僅かな時間に様々な考えが錯綜したが「もう1セット」の代わりに「カードでお願いします」と言ったのは、今から思うと正解。冷静な判断では決してなく、5分後にもう1回買いに来る選択肢もアリかと考えただけなのだが。
 みなとみらい駅へ向かって下る長いエスカレーターに乗った頃には、まぁ5分後でなくて明日かもなぁ…なんて思える程度には冷静になれた。渡された特典引き換え券をエスカレーターでみると、当然印刷されてありそうな「映画館名のスタンプが押されていないものは無効です」の記述がない。代わりに複写不可と印刷されていることと、東映のマークのエンボスが施されているのが工夫されているなと思った。
 3枚綴りの鑑賞券は全国共通券で、買った劇場に固定されるのではなかった。

特典はパール塗装のキュアドール

 この映画で大人券3枚綴りで特典がドール(フィギュアでない)なのは、供給側がニーズを的確にキャッチアップしている結果だと信じたいトコロである。
 市販のキュアドールは対象年齢3歳からで、S.H.フィギュアーツ キュアブロッサムの仕様は「対象性別 :男の子・対象年齢 :15歳から」である。*3
 それでも、今年のプリキュアにハートキャッチされた大人はドールのほうに魅力を感じる…と供給側は考えていると思う、思いたい。実際キチョー自身がそうだし。
 良く見ると、神々しい大人券には「1300円」の文字がある。ざっと計算すれば特典の値段は1100円と言うことになる(5000円ー1300円×3枚=1100円)が、これは市販版のキュアドールの定価(1365円)よりは安い。
 パール塗装だと通常の塗装より安く仕上がる…筈はないし、製造する数が少なければ市販版よりも高くつくだろう。如何に大友が少なくなかろうと、流石に大人券3枚綴りが売れる数が通常のキュアドールの数を上回ることはないだろう、多分。
 1300円の大人券3枚と何故か通常より安い1100円のキュアドールのセット販売と捉えることも出来る。パール塗装キュアドールを少数作って売るときの値段を仮に2100円とすれば、差額1000円が大人券3枚綴りの「特典」の本質とも言える。*4
 ぶんぶんさんはどうせなら、変身前が良かったなと・・・おっしゃっていたけれども、確かに変身前も欲しい。
 5(GoGo)の頃はあったらしいが、今年のプリキュアのキュアドールは変身後しか売られていないので、プラスチックの型からして作るとなると付加価値前売り券の値段はずっと高くなるざるを得ない…。*5
 あてずっぽうだが、変身前のキュアドールをセットにするには、大人券7枚綴り10000円くらい(そしてそれが大人券3枚綴りと同程度に売れると供給側が判断すること)が必要ではないか? その場合は明堂学園制服とおしゃれ私服、通常私服の選択肢が欲しい。制服には夏冬があるから4択…。言い出すとキリがないようだ。

*1:この件については、映画を見るとき用は特典のない前売り券を安売りショップで買うのが正解であるが、この時のキチョーはそれに思い当たらない

*2:冷静に考えると映画が終わるまでコレを未使用でとっておく人はコレクターなので、映画終了後に手放すことはない。手放すなら早いほうが、より高く売れる可能性がある。しかし、この時点のキチョーはそこまでは思いが至らない

*3:前者は製品のパッケージで確認、後者はAmazonの商品詳細ページの記載

*4:実際には大人券のそれぞれから何百円かずつ「特典」のコストに回っていると考えるのが妥当と思うが、表向きは1000円。

*5:今年はオールスターズのキュアドールをラインナップさせているため、つぼみたち変身前を製造したり販売するのが難しいのだろう