今日の計量60.50kg

 妻と映画を観て、買い物して帰ってきた。
 大怪獣のあとしまつ。評判ほどダメではない。商業映画として絶対ダメなところはないが、詰め込み過ぎて個々の要素が薄くなって、コレと言った魅力が見つからない。キャシャーンなんかは、映画として「ソレはダメ失敗だろう」と言う点が探せばいくらでも言えたと思うが、そんなことは問題ではなくなる圧倒的な魅力があった。
 あとしまつには決定的な失敗はないが、どんな失敗でも吹き飛ばすようなウリがない。詰め込む要素を少なくして、少ない要素の中で掘り下げたら、もっとずっと良かっただろう。大臣に生えたキノコの行方とか、ユーチューバーが鹿マスクを外してからどう活躍したかとか、映像に描かれなかった部分を妄想し始めたら、妄想し甲斐があると思う。
 あの映画だけから妄想を始めるには全くガソリンが足らないので、30分枠のテレビ版として2クールから4クール分くらいスピンオフを流して欲しい。オンエアされるなら、キチョーは視るよ。