「魔法つかいプリキュア!」第17話感想(question:1464480180) #プリキュアを怖くする

 本編最後のセリフが、校長の「ナシマホウカイに最後に行ったのは確か…」。
 脚本としては多分「…」と締めくくられていたのだろう。
 校長役の声優さん、Wikipediaの内田夕夜さんの項目をざっと読む限りでは経験値が低い筈はなさそうに思う。1965年生まれと書いてあるからキチョーよりはちょっと年上の筈で、「桐朋学園大学短期大学部演劇科卒」とあるから・その道の勉強もした筈。
 何が言いたいかと言うと、直感的な感想としては、いかにも「確か…」で言い終えるつもりで話しているように聞こえた=演技が下手、だと思った。リアリティがない、校長と言う人物に魂が入っていなく感じる。もしもキチョーが声優業でこの校長役をやらせて貰って真剣に仕事をするなら、「確か」の後に続くセリフを監督か脚本家に教わってその先まで発話するだろう。教えて貰えなければ与えられている範囲の情報で想像してキャラクターなりのことを喋るだろう。セリフのその先が作品には必要ないなら、編集で切って貰えばよい筈だ。(編集で切らずとも、「確か…」で言い終えるつもりで話しているようには聞こえないように声を出しつつ「確か」で音を止める演技も訓練次第で可能。)
 「確か…」で言い終えるつもりで話しているように聞こえてしまったと言うことは、「演技が下手」「手を抜いた仕事をした」「演出上の注文に応じた」のいずれかだと思う。
 校長は本作ではわき役ではあるし(今のところ)、あまりキャラクターに魂が乗らないようにするくらいが良いと言う風に制作側として意図して、演出上の注文を出したのかも知れない。キチョーはそう思った。
 大人は、作品をこのようにも鑑賞するのだ。常に、ではない。