天ノ川きららちゃんの残念な要素はまこぴーの成分

 ハードがいつきで基本ソフトがえりかだと、誰のアプリで動いているンだろう?と思っていたが、今日の第12話で解った。
 真琴のアプリで動いていると思うと、あの社長さんがダビィっぽく見えて来る。



 先天的に持っている素質と言う意味で明堂院いつきの並のボディ(体型・筋力)や頭脳と言った文武両道さ加減を持っているのだけれども、根っからの性格と言うか性根の部分・アニメ等の作品の虚構の世界を理解する意味でのキャラクターづけの中核をなす「ここを変えたら別キャラになってしまう」無条件の行動反応・(そのキャラとして)反射的・本能的なものとして与えられた部分がお調子者で頑張り屋で楽天的な来海えりかなので、(いつきらしい程度までカッコよく与えられた見た目のイメージとの)ギャップが可愛らしい。
 そのハードと基本ソフトの上でたまに見え隠れする残念なところが、まこぴー由来の成分なのだ。
 後天的な努力や勉強するべきものを怠ってはいないのだろうけれども、結果としては大事なものが何か身についていない、いや大事なことは殆ど身についていないのだ。
 そう思う箇所は今日の話数で3〜4ヶ所あったが、映像を何度か見返さないと全部は思い出せない。
 すぐに思い出せるのは、ライバルが転んだところであっさりゴールしてしまった点。あの場で正解の行動は助け起こしに行くことだと思うのだが、プリキュアとして・プリキュア以前に(作品世界の中の)著名人として・あの場で正解の行動を学ぶ機会は既にあった筈だろうに身についておらず、残念な行動になってしまった。助け起こしに行かないから、マラソン対決には勝っているのに「試合に勝って勝負に負けた」体になっている。人生と言う試合のルールが分かっていないのだ。プリキュアと言う試合のルールや、プリンセスと言う試合のルールも最終回まで怪しいままで行くかも知れない。
 そう言ったルールに疎いことを彼女がやっと自覚する頃には、そう言ったもののルールをバリバリ身につけていく同級生の行動を見て「はるはるって時々ほんと凄い」と言うセリフを吐く役回りになるのかも知れない。
 今日天ノ川きららちゃんについて論じた・この意味の「残念」は、勿論チャームポイントだ。天ノ川きららちゃんとこの作品のことが、またちょっと余分に好きになった。
 改めて読み返すとまだ間違えていたので訂正。きららとまこぴーの共通項のチャームポイントは大事なことも含めて何もかも殆ど身についていないだった。