自分の時間を楽しもう!クセになる時短

 自分の時間を楽しもう!クセになる時短
 コンビニで売っていた本だが、ISBNコードがないのでちゃんとした書籍ではない?
 月に1冊本を読む目標・心がけのために買ったのだが、中身が面白くない。間違ったことは書いてないと思うが、当たり前で目新しさも奇妙さも感じられず読み物としては全く面白くない。誰がこれを買って面白がったり感心したり良かったなぁと思うのか、流石500円*1値段相応かと思った。
 危うく「時短と言うタイトルの割りに、これを読んだ時間は無駄でしかなかった」と言う趣旨のシニカルな感想文を書くための目的だけで苦痛に耐えると言う、普段から避けたいと思っている恥ずかしい種類の行動で貴重な休日の時間を潰してしまうところだった。
 こんなことではいかん、読むからには良いことが書いてあって役に立つと信じて読んで、実際になにか良いものを拾わないとと途中で持ち直し、「スケージュールを作れ」とか「小刻みな目標設定」とか「15分程度の粒度」とか書いてあるのを拾って16:00までに読もうと決め、残り4章だから15分で1章のペースだなと意識したり「読みづらい難しい本は、目次と前書きを見て中身をざっと読んでから自分に必要そうなところだけ振り返って読め」とあったので・この本自体を読む読み方を流し読みに変えたりしていたら、結果としては14:30〜15:45で読めた。
 シニカルな感想文を書くモチベーションで最後まで読もうとしていたら、たっぷり20:00まで苦痛を味わい続けただろう。
 これは良いことが書いてあるものだと言う前提を置いて読むように変えてからは、「感謝や謝罪はメールではなく自分の言葉で直接相手に伝うよう(p100)」だの「週に1回1時間会うより、週に10分ずつ3回会うほうが効果的(p97)」だの「会話の中の「私は」を減らして「あなたはどう考える?」を多くする(p102)」だのは、とても良い指摘に感じられた。
 振り返ると、とても良いと感じられたのは「コミュニケーションで時短力アップ!」の第3章に集中していた。そこは不得意分野と自覚しているから、仮にも書籍の筆者がキチョーを感心させられないのでは…な部分だが。

*1:552円+税