キチョーのプリキュア関連巡回先紹介、t01545mhさん

 「昔、世界は命の存在しない暗黒でした。しかし、命が生まれ星となって暗い宇宙の中でお互いを照らし出した。そんな星たちのようにあなたがたも互いを大切に思う心で照らし合って輝いているのです。」と言うのは、先日に何回目かの再放送が終わった「ふたりはプリキュア スプラッシュスター」でのフィーリア王女の最後の台詞*1である。
 最近巡回先に加わったid:t01545mhさんの記事を見てから、「ふたりはプリキュア スプラッシュスター」の最終回を見て、それからid:t01545mhさんの記事にコメントが増えるのを見て、お互いを照らし合うと言うのはこう言うことかと実感した…と言うことがあった。

何をプリキュアと呼ぶか?

 映像作品に登場する特定のプリキュア俺の嫁とか(娘とか妹とか)呼ぶ風習は存在するけれども、キチョーとしては原則ブロッサムさんをそんな風には呼びたくないし、そんな風にして作品(or キャラクター)への愛を誇示するのはあんまり好ましくないと思っている。(独りで勝手にヨメと呼ぶのは自由だけれど、それは独占欲の顕示だから、同じキャラクターをヨメと呼びたい者同士では良好なコミュニケートが図れない気がするので*3
 逆に身近な実在の女性を示すための代名詞として「プリキュア」と称するのは、人生を豊かにするような気がするのでもっと目にしても(耳にしても)良いような気がするけれども、あまり聞かない(読まない)。「カミさん」の代わりに「うちのプリキュア」と言ったり、「長女」とか「娘」の代わりに「我が家のプリキュア」と呼ぶのは、用法としてはアリだと思うのだけれども、良識の問題で多用されていないのかも知れない。
 こうしたプリキュアとヨメとを錯誤させた呼び方をする「プリキュアに会いたい」心理があって、それと似ているが異なる「プリキュアになりたい」と言う気持ちや意志を持つ人たちがいる。
 最近なぽりん(id:NAPORIN)さんからidコールを受けたことがあったが、充分な返信が出来ていなかった。なぽりんさんのハイクのリンク先の服部昇大さんのツイートにあるように、自他共に認めたら結局それは(「プリキュアになりたい」と言う意味での)プリキュアであって、自他共に認めさえすれば何でもプリキュアになってしまう。*4
 例えばかつて現役プリキュアさんを募った質問で回答してくれた回答者さんは、少なくともあの時点で「はてなプリキュアさん」だっと言える。自薦しているし、少なくとも質問者がポイントを配分して認めているので。
 だがそうして間口を広げた意味での「プリキュア」は、綴りを「スーパーマン」に置き換えても「ウルトラマン」に置き換えても「ネ申」とかに置き換えても通用する場合があるので、自他共に認められても当初の「プリキュアになりたい」が含んでいた何らかの熱意*5を欠いたものになってしまっていると言えるだろう。

プリキュアになりたいt01545mhさん

 そんな意味で「プリキュアになりたい」が当初含んでいた熱意を、あるベクトルで追いかけているのがid:t01545mhさんだ。t01545mhさんはキュアぐるみになることを思い立って、キャラクターショーを制作する会社のキャラクタースタッフ募集の門戸を叩いたそうだ。⇒http://t01545mh.hatenablog.com/entry/2013/03/13/233548
 正直言うと、職業として着ぐるみさんになりたいと言うベクトルは何も特別なことではなくて・多くの人が目指しては挫折しているものだと思う。キチョーがt01545mhさんのブログ記事が更新されるのを楽しみに、毎日のようにリロードしている理由は、現在進行形の過程をリアルタイムに記事にしてくれる内容が興味深く・そしてこれらの記事を書くことは苦痛であろうのに奮って吐き出している点が「イイネ!」と思うからだ。

t01545mhさんの最新記事

 これまでのt01545mhさんの関連記事にはずっとコメントを付けてきたが、最新記事にはチョット「かける言葉が見つからず」未コメントになっている。キチョーとしてはt01545mhさんはまだプリキュアではないからこそプリキュアを目指しているのであって、「頑張って」「応援しています」と言った重荷になるような言葉をかけるのは無責任に感じるから、言葉を選んでいるうちにコメントするタイミングを逸した感じになる。
 …そうした重荷を負える強さが、間口を広げた意味での「プリキュア」や「ウルトラマン」の共通的な条件だろうと思う。
 この最新記事の日付が2013.06/19で、丁度この前後に(東京MX再放送で)フィーリア王女がお互いを照らし合う小さな光のことを話した。「プリキュア」や「ウルトラマン」って言うのは大きな光であって、お互いを照らし合うだけの小さな光を{持った|秘めた}僕たちは一人々々が誰でもプリキュアにもなれる可能性を秘めていると言うようなメッセージも、フィーリア王女の台詞に込められているのだと思うのだが、キチョーがコメントの機会を逸しているうちにid:tmk_02さんのコメントが投ぜられ・その内容はまさに小さな光がお互いを照らし合う様子に見えた。
[以下、t01545mhさんの最新記事のコメント欄から引用]

初めまして。
こちらのブログに勇気づけられて、
私もショー事務所の面接を受けました。
こちらのブログが無ければ、
面接を受けることもなかったと思います。
そういった意味では、心から感謝しています。
本当にありがとうございます。

「バッドエンド」にならないよう、
陰ながら応援しています。(^^)

tmk_02さんのコメント

初めまして。コメントありがとうございます!
感謝だなんて恐縮です(>_<)
私ごときの経験が、少しでも一歩踏み出すためのお役に立てたことに大変驚いていると同時に、とっても光栄です。

恐れ多いですが、私も陰ながらtmk_02さんを応援させていただきます!
これからもよろしくお願いします。

t01545mhさんの返信コメント

[引用終わり]
 こうした軽いミラクルを引き寄せるのも、間口を広げたプリキュアウルトラマンの要件だと言えるが、t01545mhさんは1つ引き寄せた。だから少し遠くからなら「頑張れ」と応援しても良い気がする。
 これからもブログの更新を楽しみにしています。

*1:作中では「星空の仲間に心から感謝を!本当にありがとうございました。」と続く

*2:アニメしませんか?ブログから移転のお知らせが出ていたが、どうも7月以降もアニメしませんか?ブログのサービスが継続されるらしい。元のURLに落ち着くのかも。

*3:ヨメに近いニュアンスでブロッサムさんを人に説明する時は「僕の推しキュアさん」などと言っている

*4:服部昇大さんのツイートの中に我々みたいな凡庸な人間は無理と言う部分があるが、キチョーが思うには商業誌デビューを果たし1度はプロにまでなった人は凡庸ではない(=プリキュアと言っても良い)と思うので、凡庸ではない(=プリキュアであるかも知れない)自覚を伴った言動をして欲しいと願っている

*5:この熱意には無邪気と言ってよい部分と、無邪気とは無縁の鬱屈した部分とが、通常は織り混ざる