希望ヶ花は東京のどこか

 今日のオンエアは、先ず絵が好き。
 京都から東京まで自転車旅行した林くん…と言うことで、希望ヶ花は東京のどこかだと判ったのもちょっと嬉しい。林くんがクモジャキーと遭遇した川原は多摩川っぽい。…希望ヶ花は東急線のいずれかの沿線の近く?
 脚本か演出かの範疇で気になったのは、林くんの悩みの(デザトリアンによる)吐露のさせ方の程度。ハートキャッチプリキュア!では子供に分かり易いように基本的には相当直接的に悩みの中身を台詞として喋らせているが、今週話では途中でバスにのってしまったと言う「事実」だけしかデザトリアンは喋っておらず・「それなのに皆に褒められて、本当のことも言えずに苦しい」と言う悩みの中身は喋らなかった。
 この程度でも子供に分かる、逆に判り易過ぎると子供にも飽きられる…と言う判断だろうか?

京都→東京間の難所について

 林くんは箱根の坂を自転車で越えられずにバスに乗ってしまった…と言うのが劇中で描かれた林くんを苦しめていた事実だけれど、それでも林くんは実は充分に凄い。
 京都→東京間の難所は箱根の峠だけではない。鈴鹿の峠も半端ないのだ。むしろキチョーの経験では鈴鹿の峠のほうが厳しかった印象だ。
 京都から出発したなら、鈴鹿の峠は恐らく初日。背負っているものが小さい初日のほうがあきらめるのは容易い*1。そこをキッチリ乗り越えている林くんは、実は充分に凄いのだ。

再鑑賞補足(11:15頃)

 自転車デザトリアンは「本当のことを言えなかった」とも「皆に凄いと思われたかった」とも喋っている。だが「そのことが苦しい」とは言っていない。話数が少ない頃はそこまでハッキリ吐露させていたような気がするが、最近の話数ではマイルドになった気がするのは「苦しい」とハッキリ言うことが少なくなっているからなのか?
 …と思った。

*1:キチョーの場合は東京⇔京都の往復だったため、何日も走り通した行程を無意味にしないためにも目的地(京都)手前の鈴鹿で挫ける訳にはいかなかった。帰路については何とか鈴鹿を避けられないかと・相当真剣に地図を見て検討したが、京都を出るのに鈴鹿を避けることは不可能と結論した。考えればまぁ、盆地から脱出するのに山を越えない方法を探すのも無駄な話話だったのだが…。