奇跡の出会いかも知れない

情報処理技術者試験 やさしく学ぶネットワーク技術

情報処理技術者試験 やさしく学ぶネットワーク技術

 何にしても、間とかタイミングとか、素晴らしいめぐり合わせと言うのはある。
 昨日大体読破したこの本は、明日の受験対策で本当に間に合わせで急遽買っただけのつもりだったのだけれど、びっくりするほど内容の良い教科書だと感じた。
 よく売れているのでシリーズで出してみました的な本は(特に技術書とかその手の教科書について言えば)、だんだん専門&得意の領域を離れた内容になってグズグズになってしまうものだと言うのを良く見ているのだが、この本はそんな風味には全くなっていない。
 この著者の高橋麻奈さんと言うかた、凄い人だなぁと思って著者紹介を見たら「東京大学経済学部卒業」とか書いてある。コンピュータの畑のヒトですらないのに、こんなに整った教科書を書くのかと驚いた。東大と言うだけで凡人とは違うのかも、とも思った。
 現時点で高橋麻奈さんのファンになる直前である。本格的にファンになったら、ピーター・ノートンさんとか、村瀬康治さんとか、ビヤーンさんとか、坂村健さんとか…その手の書籍の著者では(多分)初めての女性だ。
 振り返ると実はかなり昔に買った*1『やさしいC++』も彼女の著書だった模様。
 「入門テクニカルライティング」と言う著書が著者紹介の中で目をひいた。既にamazonにてお急ぎ便で手配済み。
 これが納得いく内容なら、ファンになること決定である。

おまけの奇跡

 スワヒリ語に興味を持ったことは以前のブログ記事に書いた。
 この情報処理試験の教科書に挟まっていた「しおり」が傑作であった。
 スワヒリ語講座とか書いてあってピンポイントでキチョーの興味を惹くのでよく読んでみると「三日間帰っていないので、銭湯に行ってきます。」とか謎の例文が幾つも書いてある。そして「しおり」の裏を返すとhttp://i360.jp/への誘導が…。
 キチョーにスワヒリ語をHitさせたのは奇跡だが、情報処理技術者試験を受けようとするような人々が買いそうな本に転職サイトの広告を偲ばせるとは、翔泳社も仲々センスがいいなと思った。

スワヒリ語 転職への誘い?
  • Kwa muda wa siku tatu, sijarudi.Nimeenda kuoga kwenye dimbui la kijapani.
  • Huyo si mdudu. Ni taratibu iliyotumiwa.
  • Ohh. Kama ni huyo purpgurama, alitoroka jana.
  • Bajeti au pesa zote zilizokadiriwa zimekwisha.
  • Itakuwa sawa nikirudi kesho?
  • Huyo mdudu amesababisha hasara kubwa sana.
  • Nimeamua kuacha kazi.

同じお題についての記事(しおりの件)

 去年の10月には既にLesson.1が出回っていて、未だにLesson.1が手に入るところを見ると、これのシリーズをコンプリートするために翔泳社の本を死ぬほど買え…と言うことは幸いにもないらしい。

*1:但し全く読んでいない、自分で読むよりむしろ若手に読ませて良さそうに見えて買ったのだが