みなみは、どちらのフォローに行くのか？と言う場面で、過去の話数でもたびたび興味深い選択をしている。
今日のエピソードでは、ひどいことを言われたはるかをフォローしに行くか・言ったキミマロをたしなめに行くかの選択で、はるかは放っておいてキミマロの方に行った。
あの程度のことを言われても動じないだろうと仲間のはるかへの信頼があることを描き、ひどいことを言った幼馴染をたしなめに行くのは正義感で行動しているのだと描いているのかも知れない。慕われていて迷惑そうな顔をしている割には、実はまんざらでもないことを描いていたかも知れない。
みなみの興味深い選択は、しばしばプリキュアとしてどうか？と思うことが多かったが、今日のも含めて「キチョーがプリキュアとしてどうかと思う方を選ぶ」と言う意味では一貫しており、みなみのキャラクターとして行動原理がしっかり設定されているのだと思う。
はるかの方は実際には「あの程度のことを言われて」すっかり動じており、バトルパートでは、第4話のブロマリ・第8話のなぎほの・第何話かの咲舞…をはるかみなみとで演じていたのが微笑ましい。
この場合プリキュアとしてどうか？と言う弱いところを「魅」せたのは、ブロなぎ咲はるかの方になる。第何話かの咲は、今日のはるかほど謙虚ではなかった気がするがどうか？（以前に、はるかについて歴代の中では咲に一番似ていると書いた印象とは異なっている）
はるかに苦言を言いに行ったキミマロを寧ろ惚れさせてしまうくらいのほうが、キチョーがピンクキュアに期待している役回り・プリキュアらしさであるが、今日のはるかはそれを発揮しなかった。
