オールスターズ映画は、色々なところで個別チームの映画と繋がっていますよね @umesawaalone

 末尾に引用のツイートは、オールスターズDX3(2011年公開)と映画フレッシュプリキュア(2009年公開)との繋がりについての言及。
 最新のオールスターズ春のカーニバル(2015年公開)と最初のプリキュア映画だった映画ふたりはプリキュア MaxHeart(2005年公開)との間にも繋がりが仕掛けてあって大変面白い。
 後者の作品が最近BD化されて、それが届いたので観た時にキチョーの場合は気がついたのだが「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」と言うセリフが両作品に共通している。このセリフは10年前の劇場公開だった後者の作品ではキュアブラック(なぎさ)が言うのだが、最新オールスターズ映画である前者ではキュアホワイト(ほのか)が言うことになる。
 TVシリーズ現役バリバリ当時は主役のキュアブラックが格好いいセリフであり、それから10年を経て初代プリキュアプリキュアの大先輩として映画で活躍したこの春の作品の中では実に「なぎほの」らしい掛け合いになっているのだ。「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」と言うのがなぎほの入れ替わっていると言うのに気がついた時、10年の間で忘れちゃったのかい?と思わず(画面に)ツッコミすることになった。(この春の映画を劇場で観た時に気がついたのであれば、かなり濃ゆいファンであろう。)
 このレベルの感想で既にネタバレしてしまったかも知れないが、作って送り出すほうも10年前の作品をBD商品として世に出す時期を考慮して、この仕掛けを入れたのに違いないと思う。つまり10年前作品のBD商品を買って観直したファンをにんまりとさせるためのサービスだ。
 ここで「にんまり」するだけでも、かなり楽しいので、10年前作品と言う理由でBD商品を買うのを避けた人でも再鑑賞してみてはどうか。