IC料金よりも更に安くバスに乗る技

 一昨日に神奈川中央交通のバスに乗ったとき、前乗り前降りのバスで「整理券を取る」相当のタッチをするべきところを間違って「降車時に運賃を支払う」ほうのカードリーダーにタッチしてしまった結果「券なしで(実際の乗車駅から)降りたIC運賃」として238円が引き去られていたようだ。で、堀の内バス停から長津田駅北口バス停までのIC運賃175円との差額を清算するため・乗務員さんから70円分の「預り金引換証」を渡された。本来の差額は63円だから、額面としては7円多く渡されたのだが、10円単位でしか引換証の用意がないのだろう。これを乗車券として使ってしまうと多分現金運賃の扱いになるだろうから金銭的には得にならないのだろうけれども、町田辺りのカナチューの営業所に行って現金と引き換えて貰うなら7円とは言え額面としては得をしたことになる。これごときの額面のためにカナチューの営業所や案内所に立ち寄って現金と引き換えた署名をする手間暇をかけたのではICを利用する動機が利便性である人にとっては意味がないだろうが、1円たりともの額面に拘ってICを使う人もいるだろう。(キチョーの場合は前者)
 考えようによっては、SFの一部を現金化するルートとも言えるが、満額を換金出来る訳でもなし深い意味はないだろう。気になるのは、今回「券なし」として差し引かれた乗車運賃の大半又は全額がバス得のチケットで賄われていた場合でも、70円分の引換証を貰えたかどうかだ。仮に貰えたとしても、70円程度の金銭を受け取るのには割の合わない手間暇としか言えないが、通常現金化不可能なバス得のチケット(の一部)を現金化する方法のハックとしては興味深いと思う人もいるだろう。(キチョーの場合は後者)

 10円券のほうの発行年が妙に古いのだが、本当は乗務員さんが帳面から券を切り離した時点が「発行」なのではないかと言う気もする。