CASIO 数学自然表示関数電卓 fx-JP900-N

 高級感を出すために表面がホログラム加工されていて、それがために各キーの複合機能(SHIFTやALPHAを押した時の役割)を示すシンボルの印字が読みづらい。
 操作に直行性がないトコロが目立つ。
 これらの点が不満だが、後者は慣れれば問題ない。前者は覚えたら問題ないと思うかも知れないが、人に貸す場合に困る。困りはしないが自慢したいガジェットに自慢にならない材料を与えてしまって人に見せて喜ぶためと言う側面では本機の価値を落とす。
 それらのことは置いといて、機能はすごい。まだ半分もマニュアルを読めていないが、積分まで出来る。インテグラ平方根 1引くx2区間0〜1 の4倍と言う意味のことを置き値して「=」キーを押すと、数秒表示が消えてから「3.131592654」と表示される。
平方根 1引くx2」の部分が半径1の円を表す方程式1=x2+y2をyについて説いたものだから、インテグラル〜区間0〜1で「半径1の円を原点を中心に置いた第一象限になる4分の1円の面積」を求めたことになる。円の面積の公式「半径×半径×円周率」が正しいとすれば半径1の円の面積は円周率だから、4分の1円の面積を求めて4倍すれば円周率が求まる。
 数秒画面が消えているトコロがいかにも計算している感じがしてイイ。
 内蔵している定数πからこの数式(インテグラル〜4倍)を引くように置き値した結果は-1.275×10-11と表示される。
 エンジニアリング記号表示を「する」に設定しておけば、計算結果は1-12.75pと表示される。

 操作の直行性のなさについてだが、置き値する数式の「x2」を入力する時、そもそも「x」の入力方法が少なくと2通りあり・「2」の入力方法も2通りある。
 Amazonで予約注目したのはfx-JP900-Nの筈だが、本体には「-N」の表記がない。取扱説明書(JP700と兼用)にもない。パッケージには書いてあったか?捨ててしまったので確認出来ない。

カシオ 関数電卓 FX-JP900-N 高精細 日本語表示 関数・機能700以上

カシオ 関数電卓 FX-JP900-N 高精細 日本語表示 関数・機能700以上

 目立ったチャームポイントであるQRコードを試したが、まだ準備中のようで写真のように表示された。予約注文したユーザーとしては、ちょっと淋しい。