病院でPHSの電源を切る訳

 携帯電話に較べるとPHSの電波は微弱なので医療機器への影響もずっと低いと考えて良いと、確かに思う。
 専門の領域に近い割には詳しいデータを見たことはないけれども、携帯電話の電波にしたって直ちに死者を出すほどには強くはない筈だと思う。そう言った類の機器の傍に携帯電話があるのとないのとでは、確かに誤動作などが起こる確率が変わるのだろうけれど、10万時間に1度しか起きない誤動作が1万時間に1度起きるようになるほどハッキリとした違いが出るとは思えない。
 しかしMTBFなどの数字はトモアレ、気持ちの問題・心掛けの問題と言うのはあって、開発者は努力をしている。
 何よりも、病院では携帯電話の電源を切ることは美徳とされているし・もしかしたら切らないことが悪徳とされているかも知れない。
 電源を入れていればPHSは着信する可能性があるし、着信したときにはヤッパリ冷たい視線を受けると思う。PHSか携帯かなんて、普通に考えて見分けがつかない訳だし。疑われるようなことは避けたほうが良いと思う。
 上述に加えてキチョーの個人的な価値観で、診て貰っている最中に呼び出し音が鳴ったら「先生」に失礼だと思う。